こんにちは。私たちは岐阜大学の5名の学生です。
インターンシップとして、4日間にわたり、株式会社コーセーフーズさんの開発・製造の現場を見学させていただきました。
これまで、大人気商品「こうじや里村 お米と米麹でつくったあまざけ」の魅力、原材料・品質・安全性へのこだわりをご紹介してきました。
取材中に、何度か試飲させていただき、知れば知るほど「この甘酒が美味しいこと」に気づきました。
そこで、最終回は「甘酒を使ったレシピ」を一人一品考えることにしました。
テーマは、「甘酒と秋の食材を使ったアレンジレシピ」。
一緒に楽しめるようなドリンクも考えてみました。
ここからは、私たちが考えたレシピを一つずつご紹介させていただきます。
かぼちゃのスイートポテト(料理担当:1年A.T)
秋らしいスイーツを作ろうと考え、かぼちゃを連想しました。
スイートポテトをアレンジし、さつまいもの代わりにかぼちゃを、砂糖の代わりに甘酒を使った秋らしいスイーツになると思い挑戦することにしました!
材料(たわら型12個分、目安時間 1時間)
・お米と米麹でつくったあまざけ 200 ml
・かぼちゃ 500 g
・バター 20 g
・卵黄 2個
◇作り方
- かぼちゃの皮と種を取り除き、2cm角程度に小さく切ってラップをする。
- 600Wのレンジで7分30秒加熱する。
- 加熱したかぼちゃをマッシャーでよく潰した後に裏ごしする。
- 裏ごししたかぼちゃに甘酒とバターを加えてよく混ぜる。
- 成形し、表面に卵黄を塗る。
- 240℃のオーブンで20分焼いて完成。
【レシピ担当より】
実際に作ってみて、甘酒の量の調整が難しく感じました。甘酒の量を大さじ1から増やしていきました。はじめは甘さがまったく足らなかったので甘くするために甘酒の量を増やしていきましたが、加えすぎると緩くなり成形しづらくなりました。私が料理に不慣れなので手際の悪さも加わり、予定時間を大幅にオーバーしてようやく完成しました。完成したものは思っていたより甘さ控えめでしたが、かぼちゃの味がしっかりする甘さ控えめなスイーツになりました。甘いものを食べたい方はホイップクリームと一緒に食べるのもおすすめです!
甘酒×紅茶(料理担当:3年Y.G)
紅茶に甘酒を加えて甘酒紅茶を作ることにしました。
紅茶に甘酒を混ぜれば完成するという手軽さに加え、甘酒で甘さを補うことができるのでヘルシーで健康的です!
材料(200 ml分、目安時間 5分)
・お米と米麹でつくったあまざけ 60 ml
・紅茶 (紙パック) 140 ml
(甘酒と紅茶は3:7の割合)
◇作り方
- コップに沸騰させたお湯を140 ml注ぎ、紅茶パックを入れて濃い紅茶を作る。
- 沸騰直前まで温めた甘酒60 mlを紅茶に加えて完成。
※今回、5人の意見にバラつきがあったので味の好みには個人差があります。甘酒と紅茶の割合を変えて自分好みの味を探してみてはいかがでしょうか?甘酒の味をより楽しみたい方は、甘酒を煮立たせて水分を軽く飛ばしたものを紅茶に加えることをおすすめします!
【レシピ担当より】
はじめに、紅茶と甘酒の割合を1:1にして作ってみました。これを試飲したところ全体的に味が薄く、インパクトのない紅茶になってしまいました。
そこで、甘酒を鍋で温めたものに紅茶パックを直接加えて作りました。しかしこれは甘酒の味が強すぎて紅茶の風味が失われてしまったので、紅茶の味が濃く出るように改良を繰り返しました。
このように試行錯誤を繰り返すことでゼロからレシピを考えることの難しさを体感できました。
さつまいもたっぷりモッッッッチモチ甘酒ホットケーキ(料理担当:3年Y.M)
秋らしいものを考えたとき、真っ先に思い付いたのがさつまいもでした。
ホットケーキにさつまいもを入れたらきっとおいしくなるだろうと考え、甘酒を使って普段のホットケーキをアレンジしてみました!
材料(3~5人前、目安時間 40分)
・お米と米麹でつくったあまざけ 100 ml
・ホットケーキミックス 150 g
・卵 1個
・さつまいも 1本 (約200 g)
作り方
- 皮を厚めに剥いたさつまいもを1 cm角に小さく切り、10分程度水にさらす。
- さつまいもの水気を切り、耐熱皿に乗せてその上に濡れたキッチンペーパーをかぶせる。
- 600 Wの電子レンジで6分間加熱する。
- 加熱している間に生地を作る。ボールに甘酒と卵を入れて泡立て器でよくかき混ぜ、ホットケーキミックスを一度に加え、大きくさっくり混ぜる。
- ③のさつまいもをフードプロセッサーでペースト状にし、④の生地に加えて混ぜ合わせる。
- 熱したフライパンを一度濡れタオルで冷ます。
- 弱火にした後におたま1杯分をフライパンに流し入れ、泡がふつふつと出てきたところで裏返す。焼き色がつくまで加熱し完成。
【レシピ担当より】
はじめに1 cm角に切った皮付きのさつまいもを生地に混ぜ、さつまいもを存分に感じられるホットケーキを作ってみましたが、皮付きだったため食べた時に皮の苦みがありました。
また、生地にまとまりがなく上手に焼くことができませんでした。そこで、さつまいもをフードプロセッサーでペースト状にして生地に練りこみました。すると、もちもちの食感になり甘酒のやさしい甘みを感じるホットケーキになりました!
ホイップクリームやアイスクリーム、次に紹介するさつまいもジャムと一緒に食べても美味しいです!
甘酒とさつまいもでつくったジャム(料理担当:3年Y.A)
さつまいものホットケーキを作ることに決めたとき、ホットケーキにつけるジャムが必要だと考え、ジャムを作ることにしました。
栗やかぼちゃ、さつまいもなどの秋ならではの食材をいろいろと考えましたが、家庭で作ろうと思ったときに旬が長く楽しめ、また甘酒の甘さを引き立たせる食材が良いのではないかと考えました。
そこで、パンケーキの材料でもあるさつまいも使うことにしました。
材料(小瓶1個分、目安時間 45分)
・お米と米麹でつくったあまざけ 150 ml
・さつまいも 150 g
・バター 10 g
作り方
- さつまいもを1 cm角に小さく切り、10分程度水にさらす。
- さつまいもの水気を切り、耐熱皿に乗せてその上に濡れたキッチンペーパーをかぶせる。
- 600 Wの電子レンジで5分間加熱する。
- 竹串がすーっと通るくらいになったら甘酒とバターを加えて軽くかき混ぜた後、フードプロセッサーでペースト状にする。
- 鍋にさつまいものペーストを入れて弱火で煮詰める。
- 煮詰めたさつまいもを瓶に入れ、冷まして完成。
【レシピ担当より】
はじめは、柔らかくしたさつまいもと甘酒を混ぜて簡単に作れるジャムにしようと思いました。しかし、出来上がったものは甘さがあまり感じられず、またソースっぽくなってしまったので甘酒の量を増やして煮詰めることによってジャムらしい甘さととろみをつけることができました。
また、さつまいもをマッシャーで潰すことも試しましたが、ある程度までしか潰れず、ゴロゴロとした食感が強いということでフードプロセッサーに変更してうまくできました。
甘酒×果実酢(料理担当:3年S.Y)
普段甘酒を飲んでいる方は豆乳で割ることも多いのではないでしょうか?
そこで、ともに健康飲料である甘酒と果実酢を組み合わせてみました。どんな味になるのか興味はありませんか?
甘酒をりんご酢、ブルーベリー酢、ざくろ酢の3種類の果実酢で割ってドリンクを作ってみました。
甘酒だけでなく酢も健康的な飲み物なので、ますます元気になれると思います!
材料 (200 ml分、目安時間 5分)
- お米と米麹でつくったあまざけ 140 ml
- 果実酢(りんご・ブルーベリー・ざくろ) 60 ml
- (甘酒と果実酢は7:3の割合)
作り方
・お米と米麹でつくったあまざけ 140 ml
・果実酢(りんご・ブルーベリー・ざくろ) 60 ml
(甘酒と果実酢は7:3の割合)
※甘酒と果実酢の割合はレシピ通り7:3でなくても、りんご酢などの酸味の強い果実酢の場合は甘酒が多めの1:4(果実酢40 ml、甘酒160 ml)、ブルーベリー酢やざくろ酢などの甘みが強い果実酢の場合は甘酒の量が控えめの2:3(果実酢80 ml、甘酒120 ml)にしてもおいしく感じられます!
【レシピ担当より】
はじめに、りんご酢と甘酒を1:1で混ぜ合わせてみると酢の味が濃く甘酒の甘さが全く感じられませんでした。そこで、甘酒の割合を徐々に増やしていきました。りんご酢はもともと酸味が強いので酸っぱさが強調されていたのですが、甘酒を加えることで味がまろやかになりおいしく仕上がりました。
ブルーベリー酢、ざくろ酢はもともと酸味が弱く甘みが強いので、りんご酢で作ったときよりも酢の割合を多くし、甘酒の割合が少ないほうがおいしく感じられました。甘酒があまり好きではない人が挙げる理由の一つである甘酒独特の後味が少なくなり、ヨーグルト飲料に似た味に仕上がりました。
想像よりもすっきり飲みやすいのでとてもおいしいです。果実酢の種類や、果実酢と甘酒の割合を変えることで自分好みの味が手軽に作れて色もきれいなのでぜひ一度試してみてください!
今回ご紹介したレシピはご家庭で簡単に作れますので、みなさまもぜひお子様と一緒に作ってみてください!!
※
三回にわたって連載してきました岐阜大学インターンシップ生の企画記事「『こうじや里村 お米と米麹でつくったあまざけ』の魅力に迫る」。いかがでしたでしょうか?
このインターンシップ企画を通して、インターンシップ生の5名の学生の方は、米麹甘酒は日本に昔から伝わる発酵食品でありながら、原材料・品質・安全安心にこだわりによって、現代の暮らしにおいても魅力的な食材であることに気がつかれたようです。
自然で、優しくて、ピュアな「こうじや里村 お米と米麹でつくったあまざけ」の魅力が多くの方に伝わることを願っています。